3%の消費増税は消費者物価(除く持家の帰属家賃)でいうと2.5%くらい
なんだが、その程度も1年程度で乗り越えられないほど実質賃金の伸びが弱い
というのは想定外だったかもしれん。

増税前の実質賃金の水準に戻るのにだいたい3年かかってしまった。「アベノ
ミクスが成功」してるなら根が深いということだし、失敗してるならなお悲惨。

ドイツが2007年に消費者物価にして実質2〜2.1%程度(除く自動車)
の付加価値増税をやったときには、増税の年は実質賃金ほぼ横ばい、翌年には
増税前よりプラスに転じてる(なお翌々年はリーマンショックで下がった)。