乳牛の歩行時の映像を、人工知能(AI)を使って分析し、ひづめに炎症が起きる蹄病を早期に発見する技術を開発したと、大阪大産業科学研究所の八木康史教授(情報科学)らのチームが26日、発表した。
軽度の症状でも高い精度で発見できるのが特長。早い段階で治療することで、牛乳やチーズなどの品質向上につながる可能性があるという。

蹄病は乳牛の三大疾患の一つとされ、歩き方が変化したり背中が曲がったりする。痛みなどで乳量減少や食欲減退が生じ、命に関わることもある。
チームは、乳牛のさまざまな歩行映像を約500回撮影し、健康な牛と蹄病の牛の歩行の特徴をAIに学習させた。

配信 2017/6/26 18:57
共同通信
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