http://www.nikkei.com/article/DGXLZO18132700W7A620C1CR8000/

2017/6/27 0:01

 東京電力は26日、福島第1原子力発電所の汚染水の増加を抑えるために建設された「凍土壁」について、最後まで残っていた1カ所の凍結計画を原子力規制委員会に申請した。規制委は28日に開く会合で申請内容を議論する。

 凍土壁は地盤を凍らせることで氷の壁を造り、地下水の流れを遮る仕組み。完全に閉じると、周辺の地下水の水位が下がって原子炉建屋の地下から高濃度の汚染水が漏れる懸念があるため、規制委は影響の少ない海側から段階的に凍結作業を進めるよう求めていた。