0001ばーど ★
2017/06/27(火) 08:29:13.70ID:CAP_USER9放流は幹部へ報告のないまま前日に実施が決定されたことや、県内7ダムで同様の規則違反が慣例化されていたことを明らかにした。
県は事故から2日後の19日に開いた記者会見で、放流は流水量に大きな影響を及ぼさない範囲だと判断し、サイレンを鳴らすなどの事前連絡は不要で規則に従った操作だったと説明した。
しかし翌20日の定例記者会見で米山知事が、ゲートを開けて放流を再開する場合は下流域への事前連絡などを規則で定めていると発言。これまでの県側の主張を一転させ、違反を認めた。
調査の結果、加治川治水ダムのほか県の管理する7ダムで、同様の規則違反が慣例化されていたと判明。
理由について、サイレンを鳴らして周辺住民を混乱させないよう「変な配慮をしてしまった」(県河川管理課)とした。
また、事故直前に内の倉ダム(新発田市)でも観光放流を行っていたことも新たに報告した。
今回の事故では、県組織内の情報伝達の遅さも問題となった。放流の実施は、担当者から県新発田地域振興局長ら幹部に報告されていなかった。
事故発生後も、知事に報告が上がったのは5時間半後の午後9時半過ぎ。伝達内容にも漏れがあり、母親が流されたと知事に伝わったのは翌日だった。
美寺寿人・県土木部長は「安全最優先、規則等の順守、危機管理の意識の欠如が招いた事故だ」と謝罪。
県は再発防止策に、観光放流を規則に位置づけるまで中止することや、規則の順守、公園などダム下流の施設との連絡体制の強化を挙げた。
また、危機対応時の一斉メールの使用を徹底し、情報伝達の迅速化と情報の欠落の防止を図るとした。
知事は、報道陣の取材に対し、自らに報告が上がる過程を「一つ一つ自己弁護していたものが積み重なった」と反省を述べた。今後、職員の処分を検討する考えを示した。
配信 2017年06月27日 07時44分
YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170627-OYT1T50011.html