http://www.sanspo.com/geino/news/20170627/tro17062720300014-n1.html

 茨城県常総市の消防本部は27日、心肺停止状態だった市内の男性(30)の救急搬送中、男性救急救命士が酸素を送るチューブを誤って食道に入れるミスがあったと発表した。男性は病院で死亡したが、ミスとの因果関係は不明としている。

 消防本部によると、15日午後10時半ごろ、男性の家族が「食事中に倒れ、意識がない」と119番。駆け付けた水海道消防署絹西出張所の救急救命士が、携帯電話で医師の指示を受けてチューブを口から挿入した。

 病院に到着後、チューブが食道に入っているのを医師が見つけて入れ直したが、午後11時50分ごろ、男性の死亡が確認された。死因は窒息死だった。男性の気道からは、食事の際に入ったとみられる異物が見つかった。

 消防本部は「処置は不適切だった。再発防止に努めたい」とのコメントを出した。