NNNニュース 2017年6月29日 15:40

大学生の東京への集中を抑えるため、文部科学省は今月、定員を増やす申請をしていた東京23区内の私立大学に対し、見直しを求めたが、
応じた大学はなく、逆に来年度の定員が増加することがわかった。

東京一極集中が進み、地方大学の経営悪化が懸念されるなどとして政府は今月、「23区内の大学の定員増加を原則、認めない」とする基本方針を閣議決定していた。
これを受け、文科省はすでに来年度の定員増加を申請していた23区内の私立大学に計画の見直しを求めていたが、
応じた大学はなく、12の大学で例年の2倍以上にあたる2183人の定員増加となることがわかった。

定員を増やす大学の1つ、昭和女子大学では、「再来年度からはさらに定員増加が難しくなることを踏まえ、前倒しした面もある」としており、
駆け込み申請が定員増加につながったとみられる。

http://www.news24.jp/articles/2017/06/29/07365584.html?cx_recsclick=0