米の全袋検査 検討会立ち上げへ

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054730881.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

原発事故のあと県内全域で続けられている、出荷前にすべてのコメの放射性物質濃度を測定する
全袋検査について、福島県は、過去2年間、値が検出されていないことなどから、
継続するかどうかを含め、今後のあり方を協議する検討会を立ち上げることになりました。

県は、原発事故の次の年から、県内全域を対象に、出荷前にすべてのコメの放射性物質濃度を、
袋詰めされた玄米の状態で測定する全袋検査を続けていて、結果を公表しています。

水田の除染などの効果で、コメから検出される値は年々下がり、去年とおととしは
2年連続で、値が検出されておらず、会津や県南の農家からは、検査を続けていること自体が
風評を助長するとか、検査に伴うラベル貼りや運搬の負担が大きいとして、
検査の縮小を求める声が出ていました。

こうしたことを受けて、県では、継続するかどうかや、対象地域や検査のサンプルの取り方など、
全袋検査の今後のあり方を検討する会合を立ち上げることになりました。

メンバーは、JAや市町村、消費者の代表、それに有識者などを想定していて、
県は7月下旬以降に協議を始めたいとしています。

全袋検査を巡っては、原発事故の避難指示が解除され、今後、コメ作りを再開する地域で
検査の継続を求める意見も多く、県では、地域ごとに意見交換を行うなど
丁寧に議論を進めた上で結論を出したいとしています。

06/30 13:23