厚生労働省は30日、仕事が原因でうつ病などの精神疾患にかかり、2016年度に労災認定されたのは前年度比26件増の498件で、1983年度の調査開始以降、最も多かったと発表した。
そのうち過労自殺(未遂含む)は84件だった。申請件数も最も多い1586件に上った。

仕事による脳・心臓疾患の労災認定は260件で、このうち死亡したケース(過労死)は107件だった。

政府は今年3月、電通の違法残業事件を受け、残業の上限規制などを盛り込んだ働き方改革の実行計画をまとめ、関連法の改正案を秋の臨時国会に提出する方針だ。

配信 2017/6/30 16:25
共同通信
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