0001和三盆 ★
2017/07/01(土) 01:31:15.07ID:CAP_USER9「携帯電話がサービスを後追いしてくれたときは時代に合っていたんだなと感じた」。平成6年からPHSの端末開発に携わったソフトバンクの須永康弘エナジー事業推進本部事業開発課長はこう振り返る。
PHSは、携帯電話が3分数百円の時代に3分40円程度の低料金だったため、当初は携帯電話に匹敵する勢いで普及した。電池が長持ちしたのも長所だった。須永氏は「携帯電話は(飛行機の)ビジネスクラス、PHSはエコノミークラスだった」と語る。
サービスや端末の先進性も人気を呼んだ。ポケットベルがまだ流行していた9年に、1通10円で送信できるメッセージサービスを開始。10年末には、画像や天気予報などの情報を楽しめるサービスも始めた。PHSの通信速度が、携帯電話より速かったことがこうしたサービスを生んだ。
17年には米アップルのiPhone(アイフォーン)の国内発売より3年も前に、スマートフォンを市場に投入した。
ただ、PHSは想像以上に早くピークを迎えた。サービス開始からわずか2年後には700万件に達したが、その後は22年に3300万件と予測した郵政省(現総務省)の期待もむなしく減少を続けた。
一般向けの端末としては既に終了が見えているPHSだが、今後も“裏方”として活用される。携帯電話に比べて電波の出力が弱いことから、小型の基地局を多数配置する必要があるというPHSの基盤技術は、32年以降のサービス開始を予定している5Gの基地局でも役に立つという。
2017.6.30 22:41 産経新聞
http://www.sankei.com/smp/economy/news/170630/ecn1706300040-s1.html
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