【ニューヨーク共同】国連児童基金(ユニセフ)は4日、中東のイエメン、アフリカの南スーダンとソマリアの3カ国でコレラが猛威を振るい、子供に多くの犠牲者が出ていると発表した。
感染者や感染が疑われる人は計30万人を超えたが、食料不足もあり、流行が終息する気配はみえないと警告した。

3カ国は干ばつや内戦などで食料や医薬品不足に陥っており、栄養失調の子供にコレラ流行が追い打ちをかけている。ユニセフは国際社会に改めて支援強化を求めた。
ユニセフによると、事態が最も深刻なのは内戦下のイエメンで、感染が疑われる人は26万人以上、死者は1600人を超えた。

配信 2017/7/5 15:47
共同通信
https://this.kiji.is/255223743357075465?c=39546741839462401