http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170706/k10011045351000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_008

関西電力は、福井県にある高浜原発3号機と4号機が営業運転を始めたことを受けて来月1日から実施する電気料金の値下げについて、値下げ幅を平均で4.29%とする方針を固め、6日、国に届け出ることにしています。
福井県にある関西電力の高浜原発は、先月営業運転を始めた4号機に続いて、3号機も4日、営業運転を始めました。これを受けて、関西電力は6日、来月1日からの電気料金の値下げを国に届け出ることにしています。

値下げ幅は、いずれも平均で、家庭向けは3.15%、企業などの大口向けは4.90%で、全体で4.29%とする方針です。

関西電力は、東日本大震災の後の原発の停止で経営が悪化したとして、電気料金を平成25年5月に平均で13.69%、さらにおととし6月にも平均で10.01%と、2度にわたって値上げしていて、去年、自由化された家庭向けの電力小売りでは、83万件余りの契約を新規参入の事業者に奪われました。

東京電力・福島第一原発の事故の後、全国のほかの大手電力会社でも料金の値上げが相次ぎましたが、燃料価格や為替の変動をもとに毎月行われる電気料金の調整を除けば、今回の関西電力の値下げは大手電力会社10社の中で初めてとなります。

7月6日 4時16分