献血への関心を高めてもらおうと、近畿大の学生でつくるボランティア団体「近畿大学赤十字奉仕団」が4、5の2日間、同大東大阪キャンパス(大阪府東大阪市)で、
学生が献血すれば学生食堂や生協で300円の割引が受けられる啓発活動に取り組んだ。

東大阪キャンパスには約2万2千人が学んでいるが、献血するのは年間、約2%の400〜500人程度。献血に目を向けてもらおうと今回の取り組みを企画した。

両日キャンパス内で献血が行われ、学食と、生協で販売される弁当などについてくる特製割りばしの袋を学生が持参。
袋にハンコを押してもらったうえで、学食や生協で見せると、今月末まで学食の料理や弁当が300円割引されるという取り組みだ。

4日は台風3号が近畿圏を通過したが35人、5日は51人が献血した。キャンパス内では年7回献血が行われているが、夏は1日20〜30人程度で、成果が表れた。
同奉仕団委員長で、理工学部4年生の中野秀昭さん(22)は「この取り組みを他の大学にも広げることができれば」と期待を寄せた。

献血後にハンコを押してもらうと、学食などが安くなる割りばし袋
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配信 2017.7.6 07:47更新
産経WEST
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