http://www.sankei.com/life/news/170706/lif1707060042-n1.html

 岩手県庁に今年6月27日に訪れた旅行者風の女性が、「震災復興に役立てて」と、現金1千万円を寄付して立ち去っていたことが5日明らかになったが、宮城県庁と福島県庁にも6月27日、同じく60代とみられる女性が現金1千万円を入りの紙袋を担当課に渡して立ち去っていたことが6日、分かった。

 岩手県庁には午後1時前、宮城県庁には同2時45分ごろ、福島県庁には同夕に訪れていた。

 宮城県の発表では、60歳前後とみられる女性が、県庁の担当課で紙袋を差し出し、「震災の義援金として匿名で寄付したい」と申し出た。女性は正規の手続きを断り、紙袋を職員に手渡して立ち去ったという。中には現金1千万円が入っており、岩手県庁と同様、一部には県外の金融機関の帯封がしてあった。県は寄付者の意向通りに義援金として受領した。

 また、福島県庁でも、同じ日にほぼ同様のケースがあったことが産経新聞の取材で分かった。