【ハンブルク共同】安倍晋三首相は7日夕(日本時間8日未明)、ロシアのプーチン大統領とドイツ北部ハンブルクで会談し、北方領土での共同経済活動の具体的なプロジェクトに関する協議を加速させる方針で一致した。事業の絞り込みを進めるため8月下旬にモスクワで外務次官級協議を開くことで合意した。双方の領有権主張を害さない法的な枠組みとなる「特別な制度」の議論が進展するかが焦点だ。

 6月に悪天候で中止された北方領土の元島民による空路墓参に関し、9月の適切な時期に実施を申し合わせた。

 日本側は、共同経済活動の実現を通じて領土問題を含む平和条約締結交渉を進展させる狙い。

2017年7月8日 08時24分東京新聞
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