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【7】継続的な出血は、歯間ケアをしてこそ回復

 出血が頻繁に起きる場合は、歯肉炎や歯周病の可能性が。「磨き続けることで、逆に炎症がおさまり出血が止まります。やさしく磨き続けましょう」。ふだん出血しないのに出血したときは歯ぐきに傷ができている場合があるので、やめておくこと。

【8】うがいは1回、少量の水で行う

 何度もうがいをすると歯磨き剤の効果が激減!「フッ素などの薬効成分が流されてしまうので、歯磨き後は軽いゆすぎを1回でOKです」

【9】歯ぐきは歯ブラシで軽くマッサージ

 塩を使うのは意味なし。歯ブラシで歯ぐきをくるくるとマッサージすれば、だ液の分泌を促したり、歯ぐきの血行促進につながる。「上の奥歯の頬側への刺激もだ液が出やすくなるのでオススメです」

<教えてくれたひと>
森昭先生◎竹屋町森歯科クリニック院長。癒しの予防歯科を啓発するMDE(メディカル&デンタルエステ)協会会長。だ液に注目した臨床歯科の第一人者でもある。著書に『歯はみがいてはいけない』(講談社)など。