札幌市東区の札幌中央郵便局で昨年10月、日本郵便の社員の女(50)が
仕分け作業中の郵便物を開封してクレジットカードを抜き取っていたことが10日、同社などへの取材で分かった。
同社は事実を把握していたが、発表していなかった。
女は盗んだカードで、約1カ月間にわたり計80回、不正使用を繰り返していた。

女は窃盗と詐欺の罪に問われ、10日に札幌地裁で懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決を受けた。

判決によると、女は昨年10月31日、同郵便局内で1人で郵便物の仕分け作業中、ゆうパックに入っていた財布から
クレジットカード1枚を盗み、12月4日までに市内の飲食店などで80回にわたり不正に使用。
少なくとも約12万4千円の支払いを免れた。

財布は上川管内上川町のホテルが恵庭市の宿泊客宛てに忘れ物として発送し、
伝票に「財布(現金あり)」と記載していた。
ゆうパックは封をされた状態で被害者の自宅に配達された。

女は公判で「カードは駅で拾った」と起訴内容を一部否認していた。

以下ソース:北海道新聞 07/11 07:00、07/11 11:17 更新
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0419622.html