大阪港で今月3日、強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」の女王アリが見つかった問題で、女王アリが発見の約1カ月前となる6月初旬には既に日本に侵入していたとみられることが12日、環境省の依頼を受けた専門家の分析で分かった。

初期の巣が周辺で確認され、その状況から判断した。「繁殖に必要な雄と雌の羽アリは巣で見つかっておらず、繁殖の恐れは極めて低い」としているが、ヒアリ発見が相次ぐ中、改めて水際対策が重要になりそうだ。

この専門家によると、巣は、女王1匹を含むヒアリが発見された大阪市の大阪港のコンテナ置き場で、舗装の亀裂にあった雑草の根元で6月30日に見つかった。

配信 2017/7/12 18:27
共同通信
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