14日午前9時40分ごろ、秋田県北秋田市の伊勢堂岱遺跡で、同市教育委員会生涯学習課の50代の男性職員がクマに襲われ、額や手にけがをした。命に別条はない。
北秋田署や市によると、遺跡の展示施設では当時、東北地方の市町村職員数十人が参加して遺跡整備の研修会が行われていた。

男性は遺跡の視察に先立って市職員ら4人で爆竹を鳴らしながら見回りをしていたが、他の職員と離れて爆竹を鳴らそうとした際に襲われたという。

伊勢堂岱遺跡は、縄文時代の環状列石を主体とした国指定史跡。「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つとして世界遺産登録を目指している。
クマの目撃が周辺で相次ぎ、昨年に続き2年連続で6月から一般公開を中止し、15日から部分的に再開する予定だった。

配信 2017.7.14 13:10更新
産経ニュース
http://www.sankei.com/affairs/news/170714/afr1707140016-n1.html