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2017/07/16(日) 21:55:08.73ID:CAP_USER9ガラス張りルームで“ワンマンショー”…進化する「カラオケ」…フィットネスと健康増進への活用も
関西の議論2017.7.14 15:00
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ジャンカラ河原町本店に設けられた「スケルトンルーム」=京都市中京区1/9枚
日本発祥の定番レジャー「カラオケ」の進化が止まらない。歌いながら運動することで健康増進や美容につなげる取り組みが注目されているほか、道路に面したガラス張りの部屋を設置して“ライブ感覚”で歌えるカラオケボックスが登場するなど、ただ歌うだけでなく新たな付加価値を模索する動きが活発化している。一時期のカラオケブームが終息し、ヒット曲の減少やレジャーの多様化でカラオケ業界は伸び悩んでおり、メーカーなど各社はあの手この手で新規顧客の開拓を進める。そんなカラオケ最新事情を追ってみた。(上岡由美)
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「歌って運動」は効果的な有酸素運動
大阪市中央区の戎橋筋商店街内にあるカラオケボックス「カラオケ館なんば戎橋本店」では、今年6月からカラオケとフィットネスを融合した「カラフィット」がスタートした。カラフィットとは、一般社団法人日本カラオケフィットネス協会が考案したエクササイズ。これまではジムなどで行われていたが、今回は全国でカラオケボックス132店舗を展開する「B&V」(東京都新宿区)と手を組んだ。
広さ約20平方メートルの専用ルームには、40〜70代の女性たちが集まり、インストラクターが「カラフィットはとにかく楽しむことが一番。間違っても大丈夫ですよ」と元気よく声をかけていた。
美空ひばりさんの名曲「愛燦燦(さんさん)」など往年のヒット曲がカラオケで流され、参加者たちは実際に歌いながら体を動かす。軽いウオーミングアップをした後は、小泉今日子さんの「学園天国」が流される。
アップテンポの曲調に合わせて参加者たちはステップを踏みながら体をひねり、インストラクターから「吸って、吐いて」「肩甲骨を大きく回して」などの指示が飛ぶ。同店関係者によると、曲ごとに重点的にシェイプアップができるようにプログラムされており、こうしたエクササイズを行うことによって、より効果的な有酸素運動となり健康的な体づくりができるという。
大阪府池田市の40代主婦は「思ったよりも足腰に力が入っていい汗をかきました。人前で歌うのは苦手ですが、体を動かすのは楽しい」と笑顔で話していた。同店では、8月まではお試し期間としてカラフィットを行っている。
「楽しみながら」健康増進にも一役
一方、カラオケ機器メーカー「第一興商」(東京都品川区)は、通信カラオケ装置「DKエルダーシステム」を活用して高齢者の健康増進に一役買っている。
関西では、昨年6月から大阪府泉佐野市でカラオケと軽運動を組み合わせた音楽介護予防教室「泉佐野元気塾」を展開している。当初は介護保険の被保険者を対象に自治会館30カ所と市の施設5カ所でスタートしたが、現在では45カ所にまで拡大し、これまでに延べ約9千人が参加している。
「上瓦屋長生会館」をのぞいてみると、同社から派遣された音楽健康指導士の先導のもと、童謡「かたつむり」や民謡「斎太郎節」、歌謡曲「嵐を呼ぶ男」などのメロディーに乗せて、参加者たちが足の老化を防ぐ運動や舌を動かす口腔(こうくう)体操などを行っていた。
参加していた泉佐野市内の男性(74)は「たくさんの人が笑顔で歌って、体を動かせる場があるのはいいこと。楽しみながら続けられる」と声を弾ませる。
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