2017年7月17日 16時23分 日テレNEWS24
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 まもなく夏本番だが、実は、家で熱中症になるリスクは高く全体の約4割を占めている。その中でも、特に寝るときには注意が必要だ。

■家での熱中症は、居間と寝室が多い

 16日、東京都心では今年一番の暑さになり、今週も30℃以上の真夏日が続く予想だ。しかし、高温になるのは外だけではなく家の中も。

 家の中で熱中症が一番多い場所は、長い時間を過ごす居間。その次は、なんと寝室だという。日中に太陽の熱で温まった建物の屋根や壁は、冷めにくく夜でも室温が30℃を超えることもある。

 特に、高齢者は冷えや節電などを理由に冷房をあまり使用せず、住宅での熱中症が約6割にものぼる。では、夜の熱中症を予防するには、どうすればいいのだろうか?帝京大学医学部付属病院・高度救命救急センター長の三宅先生に聞いた。

■寝る前の飲み物に注意!

――寝る前に気をつける飲み物は?

 三宅先生「基本的にはアルコール、カフェインを含んでいる飲み物です」

 アルコールやコーヒー、緑茶などに含まれるカフェインには、利尿作用があるため、せっかく水分をとっても、排出されてしまい熱中症のリスクが高まってしまう。

 寝る前に飲むのは基本は“お水”。冷たいものは寝付きを悪くするため“常温”がよい。脱水ぎみの人には経口補水液やスポーツドリンクもオススメだ。

 また、水分は飲みだめができないので、トイレに目が覚めたときなどに、こまめに水分補給をすることが肝要だ。