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記録的な豪雨を観測した大分県日田市で、パトロール中に土砂崩れに巻き込まれて死亡した消防団員の山本岳人さんの告別式が営まれ、参列した人たちが突然の別れを惜しみました。
大分県日田市の消防団員、山本岳人さんは今月6日の午前、市の出動要請を受けてほかの消防団員らと一緒にパトロールをしていた際に、小野地区で土砂崩れに巻き込まれて死亡しました。

山本さんの告別式は17日、日田市の葬祭場で営まれ、親族や友人それに消防団員らおよそ600人が突然の別れを惜しみました。

この中で、日田市の原田啓介市長は「消防団活動に誰よりも情熱を傾け、責務を全うした姿は消防団員のみならず、市民の心に長く刻まれることと思います。どうか安らかに眠ってください」と弔辞を述べました。

最後に山本さんの妻が「43歳という若い生涯でしたが、職場や消防団の皆さんに囲まれ幸せな人生だったと思います。これまで夫を支えていただきありがとうございました」と、涙ながらに参列者にお礼を述べていました。

山本さんの友人の1人は「彼はいつも笑顔で、みんなから親しまれるよい青年でした。彼の中に悔しさはあるのかもしれないが、どうか安らかに眠ってほしい」と話していました。

7月17日 17時17分

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