源頼朝が建立したとされる神奈川県鎌倉市にある永福寺跡では、大規模な整備工事が終わり、市民らに向けた説明会が開かれました。

神奈川県鎌倉市にある永福寺跡は、鎌倉時代に源頼朝が建立したとされる寺の跡地で、国の史跡に指定されています。

鎌倉市は、かつてあった建物の基礎部分の復元や庭園の池の再現など、大規模な整備工事が終わったことから、17日、現地で説明会を開きました。

説明会には市民や観光客ら300人余りが集まり、訪れた人たちは学芸員などの説明を聞きながら、阿弥陀堂、二階堂、薬師堂の3つの堂で復元された基礎部分を観察したり、再現された池の周りの遊歩道をめぐったりしました。

訪れた地元の80代の女性は「鎌倉ではなじみの深い頼朝が建てたとされる寺なので、史跡が整備されてよかったです。友人とまた来たいです」と話していました。

鎌倉市教育委員会文化財部の桝渕規彰部長は「永福寺跡が鎌倉の歴史文化の発信拠点として、市民や観光客に親しまれる場所になってもらいたい」と話していました。

永福寺跡は午前9時から午後5時まで訪れることができます。

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引用元にニュース動画があります
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170717/k10011062251000.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170717/K10011062251_1707171754_1707171828_01_03.jpg