http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170717/k10011062441000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004

アメリカとインドの海軍、それに日本の海上自衛隊がインド洋で行った合同軍事演習が、17日、報道陣に公開され、3か国の連携を強調することでインド洋でも海洋進出を強める中国をけん制する狙いもあると見られています。
この演習は、今月10日から17日まで1週間にわたってインド南部の沖合で行われ、アメリカとインド、それに日本の3か国から合わせて18隻の艦船などが参加し潜水艦や戦闘機による攻撃を想定した訓練などが実施されました。

最終日の17日は、アメリカ海軍の原子力空母「ニミッツ」で訓練の様子が報道陣に公開され、自衛隊の護衛艦「いずも」やインドの艦船が空母と並んで航行し、連携を確認しました。

アメリカ海軍のバーン准将は「インド洋は3か国にとって極めて重要な海域だ。今回の演習を通して3か国の連携がさらに強化された」と話していました。

中東とアジアを結び、原油の輸送ルートにもなっているインド洋では、このところ中国がスリランカに潜水艦を寄港させたり、パキスタンで港湾開発に関わったりして存在感を高め、海洋進出を強めています。今回の演習は3か国の連携を強調することでシーレーン=海上交通路の安定を確保するとともに、中国をけん制する狙いもあると見られています。

7月17日 21時17分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170717/K10011062441_1707172114_1707172117_01_02.jpg