https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-07-17/OT7ODH6JTSEB01

* WH関連の契約から脱却すれば東芝株は上昇と予想

* グリーンライトのファンドの上期リターンはマイナス2.8%

デービッド・アインホーン氏率いるヘッジファンド運営会社グリーンライト・キャピタルが4−6月(第2四半期)に東芝の株式を新たに取得した。

  グリーンライトは14日付の顧客向けリポートで、3月に米連邦破産法11条の適用を申請したウェスチングハウス(WH)と関連する契約からの脱却を終え次第、東芝の株価が上昇すると見込んでいることを理由に挙げた。グリーンライトはさらに、東芝がバランスシート強化のために目指している半導体メモリー事業の売却を巡る訴訟について、解決は可能だと考えているとした。
  東芝株の14日終値は231.6円だったが、書簡のコピーによると、グリーンライトは同社の価値が「1株当たり400円に近い」とみている。

  グリーンライトはまた、製薬会社マリンクロットや格付け会社の株式空売りポジションを手じまったことも明らかにした。書簡によれば、同社のヘッジファンドの今年1−6月(上期)の運用リターンはマイナス2.8%。

原題:Einhorn’s Greenlight Adds Toshiba, Ends Mallinckrodt Short (1)(抜粋)

Simone Foxman

2017年7月17日 11:04 JST