https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170719-35104433-cnn-int

米首都ワシントンの商業施設をパトロールしていた防犯ロボットが、
階段を踏み外して噴水の池に転落しているのが見つかった。

「スティーブ」と名付けられた防犯ロボットは17日、ワシントンの
ジョージタウン地区にある川沿いの商業施設「ワシントン・ハーバー」で、
噴水池に転落した。

ツイッターには池の中に倒れて水につかったロボットの写真が投稿され、
「自分から身を投げた」というコメントも。何者かが関与したのか、それとも
スティーブが自分で転落したのかは分かっていない。

スティーブは同施設でパトロールを始めたばかりだった。デビューを紹介する
フェイスブックの12日の投稿では「多彩な防犯能力」をうたっていたが、
水中の防犯対策は含まれていなかったらしい。

デビューからわずか数日で起きた事故に、「幸せで元気そうな様子だったのに」
とスティーブをしのぶ声も寄せられた。一方で、「私のオフィスビルの近くに
防犯監視ロボットがいる(すごく薄気味悪い)。今日は人類の勝利」という投稿もあった。

スティーブのような防犯ロボット「ADM」を製造しているナイトスコープ社によると、
ADMは何台ものセンサーを使って自分のいる場所を認識し、安全な経路をたどって
走行する。耐久性は高く、破壊行為にも対抗できるという。

もっとも、ADMがトラブルに巻き込まれたのは今回が初めてではない。

4月にはカリフォルニア州で、重さ約136キロのADMが酔った男性に倒される騒ぎがあった。
昨年はやはりカリフォルニア州で、幼児がADMにひかれて軽傷を負う事故が起きている。