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九州北部豪雨の被災地では大量の流木が住宅地に流れ込んで被害を拡大させたことから、林野庁などは崩れた山林の地形や土壌などを詳しく調べて、今後の対策に役立てようと19日から現地調査を始めました。
現地調査は、被害が集中した大分県日田市や隣接する福岡県朝倉市など3か所で始まりました。

このうち道路沿いの山林が崩れて大量の杉の木などが流れ出た日田市の大鶴地区では、林野庁の職員や森林総合研究所の研究員ら6人が崩れた山林の広さを測ったり、周辺の土壌や生えている木の間隔などを確認したりしていました。
この現場では雨水がたまりやすい谷のような地形だったことが被害を大きくさせたと見られ、調査に当たった林野庁の久積将史さんは「これまで見た土砂災害の現場の中でもかなり大規模でした。今後の土砂災害の予防に役立つようなデータを集めたい」と話していました。

林野庁などは20日も現地で調査を続け、崩れなかった山林との比較なども行ったうえで対策を打ち出したいとしています。

7月20日 4時34分