マジンガーZを起用したポスター(厚生労働省提供)
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「みんなで目指そう 麻しんがゼロ」。厚生労働省は27日、海外旅行者向けに麻疹(はしか)の予防をよびかける「マジンガーZ」のポスターやリーフレットを作成したと発表した。
全国の自治体や検疫所、パスポートセンターなどに配る予定。ポスターとリーフレットはホームページからダウンロードできる。

厚労省によると、はしかは感染力が非常に強く、せきやくしゃみのほか、同じ空間にいるだけでうつることもある。高熱やせきなどの症状が出て、重症化すると肺炎になることもある。

日本は2015年、世界保健機関(WHO)から土着のウイルスが存在しない「排除国」に認定された。だが、世界では昨年約19万人の患者が報告され、最近はアジアやアフリカ諸国のほか、イタリアなどでも流行しているという。

厚労省は、予防接種は2回受けるよう勧めている。感染歴や接種歴がわからない人は、病院での抗体検査も良いという。
約10日の潜伏期間があるので、帰国後2週間ほどは健康状態に注意し、感染が疑われる場合は、拡大を防ぐために事前に連絡をして病院を受診するよう呼びかけている。(福地慶太郎)

配信2017年7月27日16時15分
朝日新聞デジタル
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