【台北=牧野田亨】台湾の電子機器大手、鴻海ホンハイ精密工業は27日、今後4年間で100億ドル(約1兆1100億円)の対米投資を行うと発表した。

 その第1弾として、中西部ウィスコンシン州に最先端の液晶パネル工場を新設する。

 同州東南部に建設する。創出する雇用は当初3000人だが、最大1万3000人まで拡大する見通しだ。製造する液晶パネルはテレビのほか、自動運転自動車や医療機器などに幅広く応用できるとしている。

 米ホワイトハウスで26日(現地時間)、トランプ大統領とともに記者会見した鴻海の郭台銘会長は「これは米国の複数の州への投資計画の中で、最初に公開する項目だ。トランプ大統領と州知事の協力に感謝する」と述べた。

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http://yomiuri.co.jp/economy/20170727-OYT1T50079.html