https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170728-00000036-mai-soci

「裁判官が子供たちの笑顔を思い浮かべながら判決を書いてくれた」。朝鮮学校を無償化の
対象から外した国の処分を初めて違法と判断した28日の大阪地裁判決。法廷や裁判所
周辺では、大阪朝鮮高級学校(東大阪市)の関係者らが全面勝訴に大歓声を上げた。
日朝関係の悪化や、無償化から外れたことなどで生徒減少に悩む同校。卒業生は
「私たちの母校がようやく認められた」と喜んだ。

午前11時過ぎ、地裁202号法廷。裁判長が「処分を取り消す」と判決文を読み上げると、
学校関係者らで埋まる傍聴席からは「やった。勝ったぞ」との声が相次いだ。涙を流す
保護者や生徒の姿もあった。

裁判所前では、学校側の金星姫(ソンヒ)弁護士が「行政の差別を司法が糾(ただ)す!」
「勝訴!」と書かれた紙を高く掲げた。約100人の支援者らが集まり、抱き合って喜び合う
人もいた。金弁護士は「司法が適正な判断を示してくれた」と興奮した様子で話した。

学生や保護者らは毎週、大阪府庁前で無償化適用を訴える活動を続けてきた。在学中から
参加しているという卒業生の女性(19)は「在日コリアンとしてのルーツを教えてくれた学校を
壊さないでほしい」と話す。

近畿南部に住む女性は在日4世で、幼稚園の頃から朝鮮学校に通ってきた。
「朝鮮の歴史を学びたい」と、兄2人も通った高級学校に進んだ。食品店を営む両親は
裕福ではなく、年間約50万円の学費を捻出するのは大変だったろうと気遣う。

高校生の頃に無償化問題に関心を持ち、大阪市内のコリアンが多く住むJR鶴橋駅前などで
署名活動を始めた。「生徒は日本で生まれ育った普通の子供たち。在日というだけで差別しないで」
と訴える。

元教員によると、無償化で他校と授業料の格差が広がり、生徒の減少で学校経営は悪化。
老朽化した校舎を保護者がボランティアで修繕しているという。

元教員は北朝鮮のミサイル発射のニュースが流れる度に「また学校が批判される。もう撃たないでほしい」
と願う。拉致問題については、子供たちに「やってはいけないことをした」と教えた。

学校では以前のように故金日成国家主席をたたえる歌を生徒に歌わせることもなくなり、朝鮮総連の
影響は薄まったという。「朝鮮学校も日本社会で共存できるよう変わろうとしている。日本の学校と同じように
無償化や補助金を認めてほしい」と話す。


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