菅官房長官は午後0時半すぎ臨時で記者会見し、
北朝鮮中部から弾道ミサイルが発射され、EEZ=日本の排他的経済水域内に落下したとみられると発表したうえで、たび重なる挑発行為は断じて容認できず、
北朝鮮に対して厳重に抗議すると述べました。

この中で、菅官房長官は「昨日、午後11時42分、北朝鮮中部より弾道ミサイルが発射され、45分程度飛しょうし、
EEZ=日本の排他的経済水域内に落下したとみられる。現時点において付近を航行する航空機や船舶の被害報告などの情報は確認されていない」と述べました。

そして、菅官房長官は、安倍総理大臣から、情報収集、分析に全力を挙げ、国民に対し迅速的確な情報提供を行うこと、航空機、船舶などの安全確認を徹底すること
、不測の事態に備え、万全の態勢をとることの3点について指示があったと述べました。

そのうえで、菅官房長官は「航空機や船舶の安全確保の観点から、極めて問題のある行為であるとともに、安保理決議などへの明白な違反だ。
このような北朝鮮による度重なる挑発行為は断じて容認できず、北朝鮮に対し厳重に抗議を行い、最も強い表現で非難した」と述べました。

菅官房長官は臨時の記者会見で、「安倍総理大臣にはただちに報告を行い、情報収集、分析に全力を挙げ、国民に対し迅速的確な情報提供を行うこと
、航空機、船舶等の安全確認を徹底すること、不測の事態に備え、万全の態勢をとることの3点について指示があった」と述べました。

そのうえで菅官房長官は「総理大臣官邸の官邸危機管理センターに設置している官邸対策室で情報集約をするとともに、緊急参集チームを招集し、対応を協議した。
さらに国家安全保障会議を早急に開催し、情報集約、および対応について協議を行う予定だ」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170729/k10011079331000.html?utm_int=news_contents_news-main_002