0001オデッセイ ★
2017/07/29(土) 03:27:41.59ID:CAP_USER92017/7/28 05:00
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IHI相生事業所内にあるエンジン燃焼試験設備(同社提供)
九州工業大学は宇宙航空研究開発機構(JAXA)やIHIなどと連携し、2018年度にも液化天然ガス(LNG)燃料エンジンを搭載した
再使用型有翼ロケット実験機を米国で打ち上げる。
機体には複合材を採用。全長4・6メートル、重さ1トン程度を想定し、打ち上げコストを1億円以内とする計画だ。
繰り返し使えるスペースプレーン(宇宙航空機)の実用化に向けた試金石となり、民間主導の宇宙分野の開発、利用促進に貢献しそうだ。
九州工大の米本浩一教授らの研究グループを中心に、IHI、川崎重工業、東レ・カーボンマジック(滋賀県米原市)、中国工業(広島市中区)などが
コンソーシアムを組み機体を開発する。
18年春に予備機の飛行試験を実施し、19年3月にも誘導制御した形で実験機を打ち上げる。
今回の試験では高度6キロメートル程度までにとどめる。将来は同100キロメートル超を目指す。
搭載するLNGエンジンはJAXAからの委託を受けてIHI、IHIエアロスペース(IA、東京都江東区)が開発する。
エンジンは真空推力3トン級。
IA相生試験場(兵庫県相生市)で今秋にも中核部品のターボポンプの試験を実施し、17年度内には燃焼試験を実施する予定だ。
ターボポンプのうち、耐圧、気密が要求される構造部材や流路形状が重要な翼部品などは3Dプリンターで製作する方針だ。
機体への搭載に当たり、IHI、IAはJAXAとの契約に基づき技術支援役務を提供する。
再使用ロケットの打ち上げは、米スペースXが成功させるなど米国が先行する。
国内官需が約9割を占める日本の宇宙機器産業においても、新たなプレーヤーの創出が産業振興のカギを握っている。
ソース:日刊工業新聞
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00437372