インターネット上でやりとりできる「仮想通貨」の代表格ビットコインが1日夜、
システムの処理能力の改善方法を巡る対立から分裂する見通しが強まっている。

 取引所や、ビットコインでの支払いを受け付ける小売店は、同日午前から、取り扱いを一時、中止する対応に追われている。

 取引を管理する中国の業者が、「ビットコインキャッシュ(BCC)」という派生規格を設立し、
同日午後9時過ぎに、分裂するとみられている。ビットコインの発行枚数は、1600万(単位はBTC)を超える。
ビットコインの保有者は、分裂に伴いシステムが枝分かれするため、同じ枚数のBCCを得る見通しだ。
ただ、両仮想通貨の価格が、どの程度になるかは不透明だ。

 インターネット上でビットコインの売買を仲介する多くの「取引所」は、一部取引を停止した。
取引所のコインチェックは1日午前0時から、フィスコも同日午前から停止した。

ソース
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170801-OYT1T50056.html