>>168
> いわゆるバブル景気の場合でいえば、プラザ合意対策のせいで、
> バブル発生自体は仕方が無いとして、バブル認識持っていた1987年に、
> 金融緩和の出口に入らず、2年おくらせた事が問題。

いや、あれはそれだけではない
まず財務省が財政黒字になると、なぜか財政出動するという問題がある
当時、日本は戦後初めてプライマリバランスが黒字になった
税収が凄い勢いで増えたにもかかわらず、
それをいいことに財政支出も増やして行った
大蔵省はバブル景気による財政黒字化をいいことに、
ものすごい勢いで大盤振る舞いを始めたのである
これが有名な「ふるさと再生一億円」から、
更には第三セクターを使ったリゾート開発である

「ゴルフ場建設」「スキー場開発」「リゾートホテル建設」

当時を知っているものは、このキーワードを聞いただけでバブルを連想する
そして地方に至るまで、地下高騰を理由に融資を受けて開発を進めた結果、
長期金利がかなり上昇してしまったのである

面白いのは、バブル崩壊と共に大蔵省が財政引き締めに転じたことである
平成元年あたりから徐々に財政規律に向かう
一方、インフレーションは発生しなかった
つまり、日銀の緩和はそれほど重要でない(っていうか、消費税導入後の1988年あたりはデフレに近い)