城下町の夏の夜を彩る弘前ねぷたまつりが1日、弘前市で開幕した。水滸伝や三国志をテーマにした武者絵、あでやかな美人画などが描かれたねぷたが沿道の観客を魅了した。
初日は大小の39台が、弘前公園周辺から中心市街地の土手町まで約1キロを練り歩いた。「ヤーヤドー」の掛け声とともに、笛や太鼓のはやしがもり立てた。
24年連続の出陣となる団体「津軽衆」の高さ9.1メートルの扇ねぷたも登場。扇の前面に源氏側の女武将巴御前(ともえごぜん)、背面には不動明王が描かれ、沿道から「迫力がすごい」との声が漏れた。
 
同市の会社員荒田修治さん(35)は「妻と家族3人で見たのは初めて。子どもが掛け声を出して喜んでいた」と話した。
今年の参加は80台。2〜4日は土手町、5、6日はJR弘前駅周辺を午後7時から、最終日の7日は土手町を午前10時から運行する。


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