兵庫県丹波市は43歳の男性職員が窃盗容疑で逮捕されたことを受け2日午前、市役所で会見し、
公務員の信用を失墜したとして謝罪した。

 逮捕されたのは、建設部道路整備課の主幹。1日午後6時15分ごろ、山南町奥のスーパーで、
ざるそば1点(販売価格321円)を万引きした疑い。近くのホームセンターで立て続けに発生した不審火を受け、周辺警戒に当たっていた同署員が犯行を目撃し、逮捕した。

 同署によると、同容疑者は「1つくらいなら大丈夫と思った」と容疑を認めているという。

 会見には、企画総務部長と直属の上司の建設部長が出席。冒頭、頭を下げ陳謝した。

 市によると、職員は1996年4月に旧山南町に採用された。2015年4月から建設部道路整備課で市道の改良、
設計、現場監督などを担当。勤務上、トラブルなどはなく、事件当日は定時まで春日庁舎で勤務していたという。

 今後、副市長を委員長とする考査委員会に本人を呼び、事情聴取をした上で処分する。

 谷口進一市長は、「7月19日以降6か所で市長訓示を行い、コンプライアンスの徹底をはかる最中で、
信用を失墜するようなことを起こしたことは大変残念であり、誠に申し訳なく思う。
警察の捜査が行われているが、事実関係を確認し、本市としても厳正に対応していきたいと思う」とのコメントを出した。


写真・市職員の逮捕を受け開いた会見で、信用を失墜したと謝罪する部長たち=丹波市役所で
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ソース
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