富山市の森市長は、市内の大手工作機械メーカー不二越の会長が「富山で生まれた人は極力採らない」などと発言したことについて「富山だけに固執しては多様な人材を確保出来ないという思いなのだと思う」と述べ、一定の理解を示しました。
不二越の本間博夫会長は先月、今後ロボット事業に力を入れ全国や世界から広く人材を採用したいとした上で、「富山で生まれた人は極力採らない」「富山で生まれた人は優秀な人が多いが、閉鎖的な考え方が強い」などと発言しその後、会社のホームページに謝罪のコメントを掲載しました。

これについて富山市の森市長は2日開かれた定例の記者会見で、この発言に対する意見を問われ、
「口が滑ったという範囲だと思う。
富山の人を排除しようと思っているはずがない」と述べました。

その上で森市長は「ロボットやAI=人工知能などさらに技術開発が進む最先端で企業活動をしていこうとすると、富山だけに固執しては多様な人材を確保出来ないという思いを持っているのだと思う」と述べて、幅広い人材を求めることの重要性を指摘したしたものとして発言に一定の理解を示しました。

配信 08月02日 19時01分
富山 NEWS WEB
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