開発者らの技術解説
http://www.huffingtonpost.jp/nature-publishing-group/electric-battery_b_11076660.html

>数分でフル充電できます。急速充放電が可能なキャパシタよりも優れた出力特性を示します。
リチウムイオン電池はもちろん、次世代として注目されるナトリウムイオン電池、リチウム空気電池、マグネシウム電池、アルミニウム電池などと比較しても優れた特性があります。

出力を一定に維持しながらリチウムイオン電池の2倍以上のエネルギーを取り出すことができた他、
1000サイクルの充放電を繰り返しても、電位の安定性は保たれ、実用電池に匹敵する耐久性を兼ね備えていることが分かりました。

電解質が固体であると、積層電池が作れます。高電圧を取り出すことも可能となります。

―― いいことだらけですが、欠点や課題はありますか?
課題は、電池として量産した場合の負極側の安定性の向上です。



https://kakakumag.com/pc-smartphone/?id=3875
>固体電池のメリットは多岐にわたる。その1つは安全性だ。原理上、発火の危険性がない。
エネルギー密度も現状の4〜5倍程度になると見られている。その向上は駆動時間、航続距離に直結する。
全固体電池では、バッテリー劣化の原因となる副反応を呼び起こす陰イオンの移動がなく、原理的に劣化を抑えられる。

薄さが光る全固体電池 シートタイプは0.3mmときわめて薄く、面積を確保できれば形状の制限は少ない。そのため、薄い本体を大量に重ねることで、電圧や電流を高めることが容易に行えるという。
250回の充放電を繰り返しても容量が98%も維持される。1日1回の充電で、90%の容量を10年間維持できるという。

全固体電池の研究は、この日立造船以外にも、ソニーやトヨタ、旭化成、出光興産といった大手企業や、大阪市立大学などが行っており、今後さらに研究が進むと見られる。