0001みつを ★
2017/08/04(金) 19:33:59.63ID:CAP_USER9中学3年生の長男を自殺で亡くした高知県の遺族が「いじめが自殺の直接の原因ではない」という調査結果は納得できないとして文部科学省を訪れ、調査結果をまとめた第三者委員会を解散し、再調査を行うよう要請しました。
文部科学省を訪れたのは高知県南国市の川村正幸さんです。川村さんの長男の嘉寛くん(当時15)はおととし自殺し、市の教育委員会は第三者委員会を設置して原因を調査してきました。
そして去年2月、「2年生までにほかの生徒から蹴られるなど3件のいじめがあったものの、3年生になってからはいじめは確認されない。他人と関わるのが苦手な性格や成績低下など複数の要因による自殺だ」という調査結果をまとめました。
これについて川村さんは、ほかにもいじめをうかがわせる証言があるのに十分に調査せず、調査結果は納得できないとしています。
そのうえで、第三者委員会は審議に当事者とも言える教育長が同席し、議事録も作成されず、遺族が審議内容を知ることもできないとして、4日、文部科学省に第三者委員会を解散し、新たな委員会で再調査を行うよう市の教育委員会などへの指導を要請しました。
川村さんは「中立性を保つため遺族が求める委員を加えて再調査してほしい」と話しています。
南国市教育委員会は「未解明の部分もあり完璧とは言えないが、できる範囲で調査したので問題ないと考えている」としています。
父親「15歳の自殺 重く受け止めて」
要請を受けた文部科学省児童生徒課の坪田知広課長は「これまでの経緯をうかがい、市の教育委員会の対応はあまりにも遺族に寄り添っていないと感じた」と述べました。そのうえで「報告書の内容を丁寧に説明する場を設けるよう、高知県を通じて教育委員会に指導したい」と話していました。
父親の川村正幸さんは会見で「なぜ15歳で命を絶たなければならなかったのか、本当の理由が知りたいです」と述べました。そのうえで「市の教育委員会には15歳の子どもが自殺したことを重く受け止めて、もっと丁寧な調査をしてもらいたいです」と訴えていました。
南国市教委教育長「もう一度 遺族と話す」
南国市教育委員会の大野吉彦教育長は「文部科学省から、もう一度遺族と顔を突き合わせて話をする必要があると言われた。対応をしていきたい」というコメントを出しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170804/K10011087381_1708041535_1708041538_01_02.jpg
8月4日 19時19分