打ち合わせメモ
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森友学園に国有地が8億円値引きされて売却された問題をめぐり、森友学園が土地の購入を申し入れてから6日後の去年3月30日に、籠池夫妻と当時の弁護士、設計会社、施工会社が打ち合わせた際のメモが見つかった。
この打ち合わせでは、地中から新たに出てきたごみについて、国側とどう交渉を進めていくか話し合われたとみられる。

メモには「国賠請求をしない条件として、評価額を下げる方向を向いている」「航空局も同意」と、国側が事前の価格交渉に応じ、低い価格での売却に前向きだったことをうかがわせる内容がある。

さらに「航空局、財務局、彼らのストーリー。調査ではわからなかった内容で瑕疵(かし)を見つけていくことで価値を下げていきたい」「9メートルの深さまで何か出てくるという報告をするよう、財務局から森友学園側に言われている」と、
国の担当者が国有地をより低い価格で売るための欠点を探していたと読みとれる記述もある。

財務省はこれまで「事前の価格交渉はしていない」「適正な価格で売却した」と国会で答弁していて、メモの内容とは大きく食い違うことになる。
大阪航空局はこのメモについて「捜査事案に触れるため、回答は差し控える」としている。

配信2017/08/03 23:30
テレ朝ニュース
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