0001野良ハムスター ★ 転載ダメ©2ch.net
2017/08/07(月) 08:49:35.53ID:CAP_USER9昨年11月以来8カ月ぶりとなる死刑執行を受け、筆者は刑務所の内情や処遇について調査しているNPO法人「監獄センター(CPR)」の塩田祐子氏に取材した。同センター(CPR)には、全国の刑事施設に収監されている受刑者たちから年間1,300通にものぼる手紙が届けられるという。また、拘禁制度や刑罰制度に関する独自の政策提言も行っている。
(中略)
――刑務所をテーマにした映画やドラマでは、刑務所内での囚人同士のいじめや暴力、刑務官による虐待行為などが頻繁に描かれますね。実際のところはどうなのですか?
塩田 残念ながら、いじめはあります。新入りに対して最初は優しく接していても、ある日突然「お客様は今日で終わりだ」と怒鳴られて殴られるケースや、リーダー格の受刑者の自慰行為した精液を、ターゲットの受刑者が強制的に飲まされたというケースもあります。特に有名人はターゲットになりやすく、タレント・後藤真希さんの弟、後藤祐樹さんも出所後に壮絶な経験を暴露しています。とりわけ少年刑務所では、暴力を伴ういじめや虐待が横行しているようです。これらは刑務所で受刑者の「娯楽」と化しているのです。
――「日刊SPA!」によると、ほかにも罰ゲームで水を10リットル以上飲ませたり、石鹸を食べさせて緑色の大便が出るようになり、それを集団で大笑いするケースもあるようです。有名人以外にも、元警察官、性犯罪者、子殺し、自ら服役するホームレスなども刑務所内でのヒエラルキーの下層にいて、いじめのターゲットになりやすいと……。受刑者に八つ当たりする刑務官もいるようですね。
■メディアが報じない刑務所の実態
塩田 かつては学校でも体罰が常套だったのと同様に、刑務官からの暴力は刑務所内でも頻繁に行われていました。ただ、今は言葉の暴力が多いようですね。
2009年4月17日の「読売新聞」が報じていますが、山形刑務所の元副看守長が受刑者に「お前は無価値だ」という侮辱発言を浴びせています。また2012年10月6日の「福井新聞」によると、甲府刑務所の職員は受刑者に「こじき野郎」という暴言を吐いたそうです。ブラック企業の上司によるパワハラと似ていますが、企業と違って受刑者には逃げ場がありません。私たちのような団体に手紙を送って訴える受刑者もいますが、大半はどう対応したらよいかわからず「こんなものなのかな……」と思って我慢します。ですから、メディアにもなかなか取り上げられません。もっとも、メディアが報じたところで受刑者の場合は「囚人だから仕方ない」と同情されず、結果としてますます実態が報じられなくなっています。
――ですから、このインタビューに応じていただき、知られざる実態を教えていただけたのですね。ありがとうございます! 最後に、読者にメッセージがありましたらお願いいたします。
塩田 このような場をいただき、ありがとうございます。これからも刑務所について、どのような形でも、とにかくご興味や関心をお持ちいただけましたら幸いです。
このインタビューで明らかになったように、今も刑務所には、罪を犯した者が本来負うべき刑罰以外の惨苦がはびこっているようだ。「受刑者だからどんな扱いをしても許される」という考え方は、法治国家において許されないはずだ。そもそも、受刑者たちを確実に更生へと導くためにも、刑務所こそ人徳に満ちた場所であるべきではないだろうか。
(取材・文=深月ユリア)
http://tocana.jp/2017/08/post_14048_entry.html
★1:2017/08/06(日) 18:07:21.75
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