0001豆次郎 ★
2017/08/07(月) 13:30:44.15ID:CAP_USER9近畿3府県で起きた青酸化合物による連続殺人事件の裁判員裁判で、男性4人に対する殺人などの罪に問われた筧(かけひ)千佐子被告(70)=京都府向日市=の被告人質問が7日、京都地裁(中川綾子裁判長)であった。千佐子被告は、内縁の夫の本田正徳さん(当時71歳)=大阪府貝塚市=が2012年に死亡した事件について「毒を飲ませた」などと述べ、殺害を認めた。
公判は4事件ごとに個別に審理され、冒頭陳述や被告人質問などを実施。千佐子被告は先月、夫の勇夫さん(当時75歳)が13年に死亡した事件について「(殺害は)間違いない」と認めていた。ただ、弁護側は「認知症の影響で発言は信用できない」とし、全面無罪を主張している。
この日、千佐子被告は冒頭、弁護人に「(検察側や裁判官らの質問には)答えない」と述べた。しかし、直後に検察側から「殺害は間違いないか」と尋ねられると「間違いない。逮捕された時に認めたので翻すことはできない」と返答。更に「遺産相続のために殺害したか」との質問には「うん」と答えた。殺害方法については「複数あやめているので分からない」と述べた。
一方、弁護側が改めて殺害についてただしたところ、「殺したイメージが湧かない。(殺害に)何のメリットがあるのか」とも話し、混乱が目立った。
起訴状などによると、千佐子被告は全財産を譲るとの公正証書を本田さんに作成させたうえ、12年3月に貝塚市内の喫茶店で青酸を飲ませて殺害したとされる。本田さんはバイクを運転中に転倒し、病院で死亡した。【飼手勇介、宮川佐知子、中津川甫】
https://mainichi.jp/articles/20170807/k00/00e/040/195000c