http://www.sankei.com/economy/news/170808/ecn1708080024-n1.html

 ミニストップが8月5日、白糸台3丁目店(東京都府中市)で、駐車場のクルマをロックし「はずしてほしかったら4万ください」などの貼り紙をしたところ、ネット上で「やり過ぎ」「不快」などと批判を受け、7日に謝罪した。「SNSなどで状況をご覧になったお客さまへご不快な思いやご心配をおかけしたことを深くおわび申し上げる」としている。

 同社によれば、来店者以外の駐車禁止を呼び掛けるために、店側が用意したクルマに貼り紙をしたという。ボンネット上に「ミニストップご利用者以外駐車禁止」と記したカラーコーンを置き、後輪をロックし「タイヤロック中!」「はずしてほしかったら4万ください」−−などの注意書きを掲示していた。

 だが、その様子がTwitterに投稿されると「やり過ぎではないか」「不快」という批判の声、「店側は本当に困っているのではないか」「無断駐車は厳罰に処すべき」と擁護する声の両方が挙がり、物議をかもしていた。すでに店側はクルマと貼り紙を撤去したという。

 同店では、近隣のスタジアムでイベントが開催されると長時間駐車が相次ぎ、警備員を配置するなどの抑止策を講じていたという。だが「改善に至らなかったため、店側がこのような行為を行ったことを確認している」(ミニストップ)という。

 ミニストップは「お客さまのご来店の妨げになる行為を抑止する目的とはいえ過剰な対応だった」と謝罪。再発防止を図るとしている。