裁ちばさみで小学6年の長男(12)の小指を切り、けがをさせたとして、大阪府警門真署が傷害などの疑いで、建築作業員の男(34)=同府守口市=を逮捕していたことが9日、捜査関係者などへの取材で分かった。

 男は指を切ったことを認めているという。大阪区検は8日に傷害罪で略式起訴し、大阪簡裁は罰金50万円の略式命令を出した。

 捜査関係者などによると、男は6月23日夕、元妻(30)や長男らが住む同府門真市内の集合住宅で、裁ちばさみで長男の左手小指を切ったとされる。指は切断には至らなかったが、全治約1週間のけがをした。

 長男がこの日、通学する小学校で悪ふざけをし、はさみで友人の指を切るまねをしたため、学校が家庭でも注意するよう元妻へ連絡。元妻が別居している男に「叱ってほしい」などと告げたところ、男は元妻宅を訪れ、裁ちばさみを持ち出して小指を切ったという。

 学校が同日中に事態を把握し、児童相談所(児相)へ通報。児相が長男を保護した。男と元妻の間には長男のほかに4人の子供がおり、元妻は子供たちを叱る際、たびたび男を呼び出していたという。

http://www.sankei.com/west/news/170809/wst1708090060-n1.html
2017.8.9 13:33