【ウポポ】自己紹介から始まり、"ウポポについて"、歌い方や拍子の取り方、ウコウクなどを解説。 [無断転載禁止]©2ch.net
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2017/8/9
https://www.tomamin.co.jp/fcontents/abc//original/news_block_image/09/KP10109110532627.jpg
白老町のアイヌ民族博物館で6日、第4期伝承者(担い手)育成事業研修生による公開講座「アイヌ語でうたおう!ウポポ・アイヌの座り歌」が行われた。事前準備を進めてきた研修生たちは、阿寒と平取に伝わるウポポを来場者に紹介。来場者は研修生の指導の下、シントコ(行器)のふたをたたいて拍子を取りながらウポポを体験した。
今年4月から同館でアイヌ文化などの伝承に向けた研修を行っている。初めての公開講座に当たり、研修生たちは講座内容の設定から資料作り、アイヌ文化に触れるのが初めての来館者にも分かりやすく伝えるための工夫など、事前準備を進めてきた。
この日の講座では、自己紹介から始まり、ウポポについて、歌い方や拍子の取り方、ウコウク(輪唱)などを解説。その後、阿寒に伝わる「ウララ スイェ」を篠田マナさんが指導し、「阿寒の歌は高い音程で歌う傾向があったり、喉を意識した節を使うのが特徴です」と説明してから来館者と一緒に歌を歌った。また、川上さやかさんは平取に伝わる「ヘトゥヌプ ヘ カラカラ」を紹介。1曲目よりもテンポが早くなったが、川上さんの分かりやすい指導で来館者たちはすぐに歌うことができた。
参加者たちからは「とてもリズムが良いので初めてだけど楽しく参加できた」「初めてのアイヌ文化の体験でとても楽しかった」などの声が聞かれた。
篠田さんは「まずは終わってほっとした。最初は緊張していたが、私たち自身も楽しむことができたし、アイヌ文化の魅力を体験してもらえて良かった」と振り返った。
↓続きは(とまみん)
白老アイヌ民博の担い手公開講座 来場者、ウポポを体験
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/11916/ 江戸時代のアイヌって今の青森県民がイジメ抜いたってマジ?
幕府は何もしてないんだって んばば んば んば んばっばー
んばば んば んば んばっばー ウポポアナベベ・チンポチンポ
アナベベ・タマタマクッサ・インモナガーイ 以前この板で、アイヌ利権、アイヌは日本人で同じ日本人、アイヌ語は日本語の方言って保守の人がいた。
何で彼らは>>1が方言に見えるんだろ。 フフフ わたしは謎の戦士ゼブラちゃんちゃこりんマンだが 北海道は開拓者の大地だ
by 北海道日本ハムファイターズ く キ / ー' て
| シ .| ノ´⌒`ヽ_ ) エ ケ ア (
| ャ | /⌒´ \ヽ レ テ ワ (
| ア .| // ""´ ⌒\ ).| レ ケ ワ |
) ァ | i / ⌒ ⌒ i ). | レ テ ワ |
ノ. ッ ( i::: (・ )` ´( ・) i,/ | レ ケ ホ (
 ̄`v-√ l:: (__人_) | | レ テ .| |
_人_人_/ト|::: |r┬-| | | レ ケ ゥ |
). ン ウ ( |: | | | |、 ノ テ /
| モ .ボ | ヽ `ー' / \´つ ヽ/`Y´
| モ .ボ {
| モ ボ ゝ
) モ ッ(
へwへイ ゴールデンカムイアニメ化やめとけばいいのに。
オソマおいしい。ヒンナヒンナ
アンヌムツベ!
アイヌの知識はこんなもんしかねーや
【アイヌ語地名】
歯舞[はぼまい]
ハ・アプ・オマ・イ(覆っている氷が退く・小島・そこにある・所)
色丹[しこたん]
シ・コタン(大きな・村)
国後[くなしり]
クンネ・シリ(黒い・島)
択捉[えとろふ]
エトゥ・オロ・プ(岬の・ある・所)
ポロ(大きい)、ポン(小さな)、
ワッカ(水)、ペツ(川)、ナイ(沢)、トー(沼)、レプ(沖)、
ルー(道)、二(木)、サル(葦原)、
ピラ(崖)、シリ(島)、モシリ(大地)
アイヌには6つの独立した部族グループがある
・東エンジウ 南樺太の東海岸
・西エンジウ 樺太西海岸と余市、枝幸、網走
・シュムクル 道南
・ペニウンクル 石狩川上流
・メナシクル 道東から日高
・サムンクル 室蘭から静内
アイヌはコタン毎に生活をしており、
他のコタンとのやり取りがある場は交易・チャランケ(話し合い)・共通の採集地などに限られた。
そのためか方言は沢山あったとされる。
かつては大きくは樺太・千島・北海道であったが、樺太方言の話者は存続が不明。
国家を持ったことのないアイヌ民族のアイヌ語には標準語というものが存在せず、実質は全て方言である。
アイヌ語を学ぶ場合は沙流方言や千歳方言の資料が比較的手に入りやすい。
主な方言
括弧内は使用地域。話者、教材を後述。
北海道アイヌ語
幌別方言 (登別市) - 知里真志保、知里幸恵『アイヌ神謡集』
沙流方言 (沙流川流域) - 田村すず子『アイヌ語沙流方言辞典』、萱野茂『萱野茂のアイヌ語辞典』
千歳方言 (千歳市) - 中川裕・中本ムツ子『エクスプレス・アイヌ語』、中川裕『アイヌ語千歳方言辞典』
鵡川方言
静内方言 (新ひだか町) - 奥田統己『アイヌ語静内方言文脈つき語彙集(CD-ROMつき)』
浦河方言 (浦河町)
様似方言 (様似町)
十勝方言 (十勝支庁) - 本別町教育委員会『澤井トメノ十勝本別アイヌ語分類辞典』
釧路方言 (釧路支庁) - 『アイヌ語釧路方言語彙』、山本多助
阿寒方言 (阿寒町)
旭川方言 (旭川市)
余市方言(余市町)
樺太アイヌ語 - 村崎恭子『カラフトアイヌ語』
千島アイヌ語 (千島列島) - 村山七郎『北千島アイヌ語』 _,-‐´ ̄; ; ; ; ; ; ; ; ̄`ー-、
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| /コ;;;|  ̄ ̄ ̄ ;;;;;;  ̄ ̄ ̄ |;|ヽ |
.| |_/ ゙゙|  ̄ ̄ ;;;;;;;;  ̄ ̄ |;| | |.| いいアイヌ…
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\ヽ| ; |_/ /
ヽ| ,,,,, ,;;;;;; / ./
| ゙゙゙;; ;;゙゙゙゙ /ノ
|、 、 , ,イ
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/ || ;;\ ,イ;;;;;|;;;;\
|| ゙;;;; \ /;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;\__
| | \ | /;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\;
| | `ー、___,-´;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
| | ;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; HBCラジオのオープニングが昔ウポポって曲だった。 >>16
それは世界中の言語間の距離測定でわかるんだよ。
具体的には、外来語の影響が少ないとされる二三百ほどの基本語彙を各言語で比較し、
類似度を定量的に測るんだ。
そうすると、日本語は韓国語とアイヌ語ととても近く、
それ以外の言語からは遠いということがわかったんだ。
方言、という扱いが正しいかどうかわからないが
言語の進化系統の立場からいえば明らかに近縁種なんだよ。 白老のアイヌって朝鮮人のなりすましに滅茶苦茶汚染されてるところじゃないか
これもどうせアイヌじゃなくて自称アイヌの朝鮮人だろ
ヒトモドキがアイヌを騙るなよ >>63
ほんとこまるよね。
アイヌ伝承者なんて表現はやめて
アイヌ民族というくくりで統一し
遺伝子調査を義務づけてほしい。 >>19
それほんと糞な。思い上がりも甚だしい
アイヌ系だけじゃなくて純粋な和人の道民からも大不評だったんだぞ >>62
アイヌ語が日本語の方言だなんていう決めつけは全くの間違い
言語の系統は基礎語彙の音対応の法則性で決まるが、
日本語、朝鮮語、アイヌ語、あと近隣ではウイルタ語、ニヴフ語の間では
いかなる系統関係も方言関係も相互に認められない
「とても近く」なんて嘘っぱちで、それ以外の言語からも大差ない
これがアイヌ語
numan to epitta apto as korka, tanto sirpirka siri!
ヌマン ト エピッタ アプト アシ コロカ タント シリピリカ シリ
きのう(は) 一日中 雨(が) 降った けど、今日(は) 天気がいいね!
ku=popke humi! ney ta ka sitot=an kusu paye=an ro!
クポプケ フミ ネイ タ カ シノタン クス パイェアン ロ
温かいなあ! どこかへ 遊び に 行こう よ!
アイヌ語の動詞は人称変化し、主語の人称によって必ず接辞を付けなければならない
文中のku=popke(私が・暖かいと感じる)sitot=an(遊ぶ・私たちが)paye=an(行く・私たちが)は
それぞれ動詞語幹の前や後ろに1人称単数のku=、1人称複数の=anがついてはじめて文法的にOKな形になる
最後の=anは主語が「あなたを含めた私たちが」であり、「あなたを含まない私たちが」なら=asとなる
代名詞や動詞の活用において聞き手を含む(包括形)か含まない(除外形)かで1人称複数主語を区別する言語は世界のあちこちにあるが
日本語や朝鮮語にはないね
アイヌ語は日本の方言のどれかに似てるかな?まるっきりの「外国語」みたいだろ? >>64
同意
アイヌと朝鮮人がなりすました偽アイヌとはDNAを調べればはっきりと違うからな >>66
そもそも俺は方言だなんていってないからね。
それから言語間の近さで言えばスペイン語とポルトガル語とか
イタリア語とフランス語やカタロニア語とかの距離と比べると、日本語とそれ以外の言語の距離はとても遠くなってしまう。
言語年代学の推定するところによると
ヨーロッパのこれら言語が共通祖語から分裂した時期は
僅か数百年前と考えられ、比較的距離のあるルーマニア語とポルトガル語などを比べても千年程度、
奈良時代ごろに分裂したと考えられている。
こういう事情を踏まえて、日本語と朝鮮語とアイヌ語が遠いだろ?というのは当たり前すぎて話にならない。
たとえば現代日本語が現代朝鮮語と分裂した時期を同様な方法で推定すると4000年から6000年前と求まるらしい。
じゃあ遠いんでないの?と思うのが
>>66 の考える立場だとおもう。
では逆に日本語に近い言語って何だろう?と聞きたい。
日本語は地球外の言語で無関係なのだろうか?
それともなにか他の言語と近縁関係が見出されるだろうか?
そこで基礎語彙をコンピュータで比較するのだが、
その結果は日本語、朝鮮語、アイヌ語の三つが比較的近いと示されている。 >>68
そんな中身の無い耳タコの話はどうでもいい
4000年から6000年なんてデタラメ
それならまだ印欧語の諸語派がやっと分裂を始めたくらいの年代で
もっと法則が立てられるよ
そっちのソースを挙げてみな、大野晋や安本美典なら草が生える
大野氏が権威あるのは日本語特に上代日本語に関してのみ
安本美典は日本語学者でも比較言語学専門でもない
アイヌ語と日本語と朝鮮語はもっともっと遠い
すぐ側なのに、まるで他人のように似ていない
例文を書いたのはどっちかというと
>>16が言うような「保守の人」全般に向けている
このスレにも見たことない人がいるだろうからね
アイヌやアイヌ語の概念がひとり歩きしすぎなんだよ >>69
ご存知のとおりソースは大野晋や安本美典ですよ。
デタラメというからにはより良い推計があるのですね?ぜひ教えてください。
より良い推計があるなら考えを改めたいです。
詳しそうなので質問させて。
日本語はどの言語と近いの?どれとも遠いというのは耳タコですから、そうではなく、どの言語と近いのか、を教えてください。 東京では「ピリカの歌」を習わないと知って愕然となった スレのところどころにターちゃんネタが仕込まれててワロタ(´∀`*) >>70
どれとも遠いですよ(笑) あなたは専門家がそう言うのをろくに読んでいないでしょ
あなたの耳タコなんて嘘です(断言)
まず、「世界の言語はそれぞれ何かの大きな系統に属している」という前提を捨てましょう
そして「日本語には同系統の言語があるはずだ」という決めつけからも解放されましょう
そんな保証はないのです
比較言語学が発達した経緯を見てみると、まずインド・ヨーロッパ語族という仮説が
音対応の法則など様々な精密な検証方法を伴って提唱され、これが
楔形文字のヒッタイト語など古代言語の解読によっても科学的妥当性が証明され
定説となっていきます。ついでその比較方法を応用して世界の諸言語の系統関係や方言的な
分岐のプロセスが研究され、セム語族、オーストロネシア語族、シナ・チベット語族、アルタイ語族などが提唱されました。
有名な語族から現状を見ると、セム語族(またはセム語派という同系統の大言語グループ)は定説、
ただし「セム・ハム語族」はもう時代遅れで下位の「ハム語族」は成立せず、
かつてハム語族と言われたコプト語など北〜中央アフリカ各地の個々の語派はそれぞれが語族をなし
全体でアフロ・アジア語族という、類型的特徴を共有するだけのゆるいつながりと考えられています
(続く) >>77続き
オーストロネシア語族も定説、現在の分類では台湾先住民の台湾諸語が最も古い特徴を持ち相互の距離も大きく、
残りがマライ・ポリネシア語派で、そのうち台湾諸語に次いで古くまた相互に大きく違うのがフィリピン諸語、
次いでボルネオ諸語、そこからマレー語・メラネシア語・そこから派生したポリネシア語がそれぞれ広域に分布します
かつての「ウラル=アルタイ語族」は現在では否定され、東欧・北欧からロシア中央北部に
分布するウラル語は一つの大語族「ウラル語族」を形成します
残る「アルタイ語族」は類型的特徴を共有するゆるいつながりに過ぎず、相互に同系統ではなく、
かつてその3語派と考えられたグループはそれぞれ蒙古語族、トゥングース語族、テュルク語族という
3つの別系統に別れると考えられます
「世界の言語はそれぞれ何かの大きな系統に属している」という思い込みはインド・ヨーロッパ語族、
セム語族などのような広域的な大語族の存在によって補強されがちですが、これらはむしろ例外で、
広域的な牧畜文化や馬車や騎馬術、金属器による武器の優位、また南島語は海洋技術の発達
などで例外的に過去1万年から5千年で急速に拡大したこれら民族の大語族以外は、世界は長い年月
の間に相互に系統関係が証明できない言語といくつかの方言群ごとにまとめられる孤立言語ばかりだった
と考えることができます
西ユーラシアにはもっと多様な言語が存在したのが、征服に適した文明を持った
印欧語やセム語の民族によって駆逐されたと考えるのが自然でしょう
バスク語やブルシャスキ語のようなまるで印欧語と違う言語がもっとたくさん存在したはずです
歴史上には名前や言葉の記録も残さず滅亡した民族の記録がいくつもあります
そういう特殊な地域を基準に、よその地域でも言語の系統について思い込みで「同系統の言語があるはずだ」なんて
思うのが無謀かも知れないのです
北米先住民語などを見ても、広域的ないくつかの語族はすでに内部で同系統と呼べず、ゆるい集合体でしかありません
一部の文明語の拡大によってわかりにくくなっていますが、数千年前の世界にはそういう地域の方がまだ多かったのです
日本語の場合は、日本語族あるいは日本・琉球語族と呼ぶべき大きなまとまりをすでに形成しています
私たちは教育とメディアの結果の共通化ばかり見がちで、日本の諸方言の語彙的・文法的な驚くべき多様性を知らなすぎます >>78
まず、お礼。時間を割いてくれてありがとうございます。
>どれとも遠いですよ(笑)
そこまで断言する!?
となるとこれは余っ程、浅学を恥じねばならないらしい。すみません。
>そういう特殊な地域を基準に、よその地域でも言語の系統について思い込みで「同系統の言語があるはずだ」なんて思うのが無謀かも知れないのです
なるほどなぁ。
滅んだ沢山の言語を思えば、日本語やアイヌ語を孤立語
あるいは精精が相互に系統関係が証明できない言語として解釈するしかないわけだな。
この分野のオススメの本は何ですか?できれば、
分析手法も具体的に触れていて、ウラルアルタイ語族より後に書かれた和書をまずは見たいです。 >>78
あと、世界共通祖語があったかどうか、この分野の現時点での見解が知りたいです。
たとえば アイヌ語の ワッカ とか、
どこから湧いて出てきたのだろう? >>80
言葉足りずで誤解を招いたかもしれんので補足。
現状、孤立語として解釈している諸言語間にも
何らかの系統的な繋がりがあったとしてもおかしくないが現状はそれを分析できる段階ではないというのが大方の見解なのか、
それとも、現時点で得られる情報だけでもうすでに孤立語の多くが(たとえば日本語が)現存する他の言語(たとえばアイヌ語)となんらかの系統的な繋がりがあると考えるのは充分否定されているとするのが大方の見解なのか。
前者は単なる情報不足からくる断念であり、
後者は本質的に無関係とする結論であるという違いを意識しての質問です。
いいかえると、>>78 の「どれとも遠いですよ」の意味が、暫定的な推測なのか、確定的な結論なのか、興味があります。
遠い、は、遠いなりに、繋がるかもしれない道が遠いのか、
あるいは、そもそも繋がりはなさそうだ、なのか、だいぶ意味合いが違うとおもうのです。
あと、レスが行き違いにならずに、もし間に合えば、
オススメの本は引用文献が幾つも載っているのがいいです。
ごめんなさい、風邪で寝込んでいて、考えがまとまらず。 >>79-80
まず手引書として黒田龍之介『はじめての言語学』、あとは町田健とかから入って…
という正攻法もいいですが、ここでのおすすめは『言語学大辞典 世界言語編』です
ものすごく分量が多くて値段も非常に高いので、大きい図書館で探すのがいいでしょう
その中で気になった言語について片っ端から引いて項目を読み込んでください
出てきた用語をメモして、別の言語について調べたり、同じ系統の言語の項目にジャンプしたり、
『用語解説編』で使われている用語を調べたりするといいでしょう
理解には国語文法や英文法で習った用語がかなり役に立つはずです
また「語学」そのものも重要で、既習未習のあらゆる言語への調査が言語そのものの解明につながります
そしてネットで分かること、日本語版ウィキペディアが何も教えてくれないということもわかるでしょう
(直したいけど直す暇もない…)
日本語系統論については、何も有効な証拠なしということでもう半世紀以上前から何も進展していない
と見るべきで、周辺言語との真面目な比較は服部四郎まででしょうか
明治の頃に指摘された高句麗語の数詞の話は興味深いのですが、借用どまりかもしれず、いかんせん
記録が少なすぎなのです
世界共通祖語や言語の発生に関する根本的な問題は未解決ですが、たとえグレートジャーニー説が
立証されても、言語が一元的であるという証拠はなく、仮に一元的であったとしても言語は多種多様な
変化・発展を遂げて何の共通の要素も残していないに等しいので、仮説自体意味が無いともいえます
アイヌ語に関して知ることのできる単語はどれも当然ながら日本語とは違う響きがして興味を惹かれますが、
いくつか辞書や入門書も出ているので、かじってみてはどうでしょう ウンババウバウバウンバッバ〜
ウンババウバウバメラッサメラッサ
パプア〜♪ >>82
さっそく黒田龍之介『はじめての言語学』、町田健『言語学が好きになる本』をとりよせ依頼しました。
『言語学大辞典 世界言語編』は地元の図書館に蔵書を確認しました。
とりあえず「「「安本美典の主張がインチキだ」とおっしゃるあなたの考え」が理解できる所」を最初の目的地として学びたいと思います。
以前、まったく別の目的で村山七郎や金沢庄三郎の論文は何本か読んだことがあったのですが、納得しきれないままです。
日本語系統論はその時代からあまり進んでいない、というのが言語学の認識なのですね。これは少し残念です。
もっと Baxter と Sagart の 中国の上古音の復元みたいなところから、日本語のいくつかの語彙の起源が解明されてもいいころだと思うのですが、
そういうのもまだ全然進んでない、ということなんですよね、きっと。
アイヌ語の辞典はいくつか持っていますが、バチェラ辞書は造語などあって使うべきでないのですか?
あと、萱野辞書の悪い噂を一度だけ目にしたことがあるけれど、どうなんでしょ?聞いてばかりですみません。
ともあれ、学習の最初のきっかけは充分につかむことができた気がします。本当に感謝しています。ありがとうございます。 >>62
全然近くない
数千年も離れていて、ほとんどその計算に意味はない
借用語なんかの可能性もあるし アイヌの場合、問題は言語よりも先住民族なのかどうかという事
これがかなり怪しい
十二世紀ごろに北海道に来たのではないかと言われている
その後本州青森あたりまで来たがそこで止まったみたいだな アイヌ音楽といえば、むかし新千歳空港でムックリ(口琴)を買って
けっこうハマって練習してたんだが、舌(リード?)が折れてそれっきりだw
>>91
北海道に「来た」というか、北海道に来たいろんな民族の混血の結果、
「出来た」というのが正しい気がする。だから当然、蝦夷の末裔でもあるなと。 >>93
いや、アイヌはアイヌで問題ないよ
樺太でモンゴルとも戦ってるし
中世には北海道にはアイヌを含めて三つの民族がいたという記録もあるし
ただそれ以前に別の民族がいたのは多分確実
彼ら自身の民話にコロポックルという先住民族の話があるし >>94
元寇は13世紀じゃないかと。
> 中世には北海道にはアイヌを含めて三つの民族がいたという記録もあるし
今でもオホーツク沿岸にはウィルタ(オロッコ)やギリヤークなどの
人たちが住んでるし、そこは矛盾がない気がする。モヨロ遺跡などの
オホーツク文化の担い手はこの人たちだよね。 >>86
日本語の内的再構という意味なら、岩波古語辞典の大野晋氏はとても頼りになります
語源辞典としても便利だし、『日本語をさかのぼる』などの考察と合わせても参考になります
日本語とシナチベット語との比較研究も安田徳太郎氏のレプチャ語、西田龍雄氏のチベット語
(70年代に雑誌に連載、のち中断の模様)、あとは漢語との比較もいくつかあったと記憶しますが、
借用語以外の要素は見当たらないようです(つまり接触はあったが同系ではない)
ジョン・バチラーの研究は色々と問題があって、もし彼がもっと言語学の知識を持っていたらアイヌ語の
その後の運命は変わったのではないかと惜しまれてなりません
まず、ローマ字がランダムすぎる。アイヌ語は閉鎖子音に有声音と無声音の区別がなく、PとB、
TとD、KとGがそれぞれ自由に入れ替わります。だからそれらは一律に無声音の子音文字P,T,Kで
書くのが金田一京助以降の常識ですが(複数ある「異音」を一つの「音素」にまとめるという作業)、
バチラーは聞いたまんまにBやGを使っています。どちらにも発音される音の判定で相当のエネルギーを
無駄にしたはずです。また語末にRが来ると、発音上はRの直前の母音を弱化させたものをRの後に付けますが、
それとは違って語の末尾がR+母音ある語があり、例えばkerと言えば「靴」で、Rの後に弱化母音を付けて
「レ」とわずかに響かせますが、最後に母音をはっきり付けてkereというと「〜に触る」という他動詞です
バチラーはこの2つをごっちゃにします。金田一京助はローマ字を習得したネイティブ話者・知里幸恵の
助言によって記述のこの点を改善します。知里幸恵は愛隣学校でバチラーの教え子でもあったのですが、
思いつくのが遅かったのか、あるいは恩師に直接誤りを言い出せなかったのかも知れません。
彼女だってまだ14,5歳だったのですから
次に、文法がいいかげん。アイヌ語は主語を省略することができるかわり、動詞の人称表示で
誰が「主語」か常にトレースしつづける、そういうスペイン語やイタリア語などヨーロッパの言語に似た特徴がありますが、
それとは別に「話題」の文法表示もあり、「〜について(いうと)」を意味する助詞anak(ne)を持っています
ところがバチラー訳新約聖書は冒頭からすべてのセンテンスがことごとく「主語」の後にanakneが付く
というもので、これでは全く意味が通らない。いやなんとなく意味は通じるだろうけれど、話題を変えそうで変えない、
いややっぱり別の話題になっている、というストレスフルなアイヌ語になってしまっています。 >>86
萱野茂氏のアイヌ語については本人しか記憶していないデータや
彼以外のインフォーマントはしないような説明があるそうで、
同じ沙流方言なのにあれでは「萱野方言」だ、なんていう話も聞きます
ただ方言や少数言語は大量の文字コーパスやメディアによって支えられる
大言語と違い、実態には「揺れ」がつきものであり、すべての人が何らかの「癖」
を持つ個人方言idoolectの話し手であるとも言えます
萱野辞典は私は使っていないので何とも言えませんね。
>>41の辞書名を見るに、ご本人もその特異性を自覚されていたのでしょう。
それでもバチラー辞書とは比べるのも失礼なほど有益な情報が得られます。
田村辞典と中川辞典は言語学者の仕事で、千歳方言は沙流方言の支流ですからよく似ていて
どちらも信頼に足ると思いますがデータはもっとほしい所です。そしてどれも需要が少ないせいかたいへんお高い。
出版されただけでも奇跡です。 >>97
>日本語とシナチベット語との比較研究も安田徳太郎氏のレプチャ語、西田龍雄氏のチベット語
>(70年代に雑誌に連載、のち中断の模様)、あとは漢語との比較もいくつかあったと記憶しますが、
>借用語以外の要素は見当たらないようです(つまり接触はあったが同系ではない)
日本人とチベット人はY染色体の近さから、もっと言語的な近縁関係があってもよさそうにおもえるだけに、
あったとしても借用語しか見当たらないというのが、ちょっとさびしいきもちになります。
これらの文献は念のため、国会図書館で時間が空いた時にしらべてみようとおもいます。ありがとうございます。
>ジョン・バチラーの研究は色々と問題があって、
詳しいですね。もしかして、御専門?
彼の anakne の誤用(多用)は知りませんでした。初心者がとりつくには彼の辞書は問題点がいろいろありそうですね。 >>96
『元史』に記録が残っている。
>元朝によるアイヌ攻撃
>アムール川下流域から樺太にかけての地域に居住していた吉里迷(ギレミ、吉烈滅)は、
>モンゴル建国の功臣ムカリ(木華黎)の子孫であるシデ(碩徳)の遠征により1263年(中統4年)に
>モンゴルに服従した。翌1264年(至元元年)に吉里迷の民は、骨嵬(クイ)や亦里于(イリウ)が
>毎年のように侵入してくるとの訴えをクビライに対して報告した。ここで言う吉里迷はギリヤーク(ニヴフ)、
>骨嵬(苦夷・蝦夷とも)はアイヌを指している(亦里于に関しては不明)。
>この訴えを受け、元朝は骨嵬を攻撃した。これがいわゆる「北からの蒙古襲来」の初めであり、
>日本に対する侵攻(文永の役、1274年(至元11年))より10年早かった。
あと、流れ的に北海道のことを言っているかもしれないので念のために書くと、今の北海道には
ウイルタもニヴフもいない。どちらかがオホーツク文化人だったのではないかと言われているが、証拠がない
また>>93について言うと、アイヌ語はツングース系のウイルタ語にも、孤立言語のニヴフ語にも全く似ていない。
またアイヌは樺太から南下したというより、人口を見ても北海道から北上した形跡のほうが多い。
オホーツク文化人も成立の時点でやはりアイヌ語を話していて、文化的な特異性は少数の交易相手や漂流民から
受けたもので、混血があったにしてもアイヌの少数の異民族が流入したという程度のものだと思われる。
>>94
「3つの民族」とは言うが「渡党」はアイヌと和人の混血でアイヌ文化を持ちながら日本語を話す集団
(古代史で「俘囚」と呼ばれた東北のエミシとよく似た経緯の中間的集団か)で、残りの日本語の通じない
「唐子」は服装が大陸風になったオホーツク文化人、「日の本」は擦文文化人で、その名も
メナシクルを「東の者」と解してそれを訳したものだろうから「全部アイヌじゃん」とも言えるのだ
名称も意訳だろう マン コマ ンコ クッサー
(アナベベスレへようこそ) >>100
日本国籍を保有するウィルタやニヴフは
日本の敗戦後に北海道(網走市など)へ
強制移送されたり進んで移住したりした >>102
そのあとよそへ行って、今オホーツク海沿岸に住んでるのはいないだろ >>104
オロチョンの火祭りってアイヌ人がやっていると思った?
網走は色んな民族が日本人として帰化して生きている街だよ >>100
特に異論はないが一か所だけ言い訳。
> あと、流れ的に北海道のことを言っているかもしれないので念のために書くと、
> 今の北海道にはウイルタもニヴフもいない。
>>96では「今でも」と書いてしまったけど、たしかにこれは間違いだな。
だけど、1899年の北海道旧土人法制定時には確かに居た。
当時の明治政府はアイヌもウイルタもニヴフもひっくるめて「土人」扱いだったけど。
また、司馬遼太郎の「街道を行く」の「オホーツク街道」(1997)には、1928年生まれの
ウイルタの女性が出てくる。 >>105
>>96が中世と現代をごっちゃにしてるのがそもそもおかしい
ウイルタやニヴフがずっと北海道に住んでたわけじゃないだろ
そうじゃないから樺太からの移住なのに引き揚げ日本人扱いされたわけで
旧日本領南樺太からの移住なら「帰化」ではないと思うがなあ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています