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2017/08/10(木) 09:00:52.33ID:CAP_USER9読売新聞：2017年08月10日 07時38分
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大型トレーラーに積載され移送される「Ｃ１１―８０号」
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ＪＲ津山駅北口広場に移送された車両
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移設されたＳＬ
岡山県津山市昭和町の市立南小学校に設置されていた蒸気機関車（ＳＬ）の「Ｃ１１―８０号」が９日、ＪＲ津山駅北口広場へ移設された。
県北の足として親しまれてきた車両だが、これまで観光資源として生かし切れていなかった。市は「鉄道のまち」を前面にアピールしており、新たな目玉となりそうだ。
全長１２・６５メートル、幅２・８３メートルで、１９３５年に製造された。
四国の予讃線などで使用された後、４８年に津山線に配備。７１年まで使用された。
その後、７６年に市が旧国鉄から無償で借り受け、津山駅の西約７００メートルの同小に設置していた。
ところが、周辺に駐車場はなく、観光客がじっくりと見ることができなかった。このため、市観光協会などが昨年１１月から、移設に向けた取り組みをスタートさせた。
市は、市民の寄付と市の予算などを合わせた計４５００万円で「市鉄道遺産等を活用したまちづくり基金」を創設。
この基金を使って６月下旬から車両の塗装や、設置場所の地盤改良工事などが行われていた。
台風５号の影響で移送が遅れ、９日午前２時半頃に移設が完了した。
駅周辺には約２５０人の鉄道ファンらが集まり、様子をカメラに収めていた。
同市の会社員（３２）は「間近で見ることができた。鉄道でさらに、まちおこしが盛んになれば」と興奮気味だった。
同協会の竹内佑宜会長は「念願の駅前移設が実現した。津山のシンボルとして市民に愛され、観光客の誘致につながれば」と期待を寄せていた。
