日銀は10日、全国の銀行が2017年4〜6月期に不動産業へ新たに貸し出した設備資金が前期と比べて36.7%減の2兆3954億円だったと発表した。

アパートローンなどの「個人による貸家業」も32.6%減の7171億円となり「不動産投資の過熱感を懸念して慎重な姿勢に転じた可能性がある」(エコノミスト)との見方があった。信用金庫による不動産業向けは18.6%減の5827億円だった。

一方で、過剰な貸し付けが問題視されている銀行カードローンは17年6月末時点の貸出残高が、3月末と比べて1.4%増の5兆6793億円だった。

配信 2017/8/10 10:56
共同通信
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