抗菌薬効きにくい耐性腸内細菌に感染、3人死亡
読売新聞:2017年08月10日 22時34分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170810-OYT1T50109.html

 北九州市八幡西区の「東筑病院」(早川知宏院長、199床)は10日、入院患者4人から昨年10月以降、抗菌薬の切り札とされる「カルバペネム」が効きにくい「カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)」が検出され、うち3人が7月に肺炎で死亡したと発表した。

 4人のうち2人はCREのDNA型が一致しており、院内感染の可能性もあるとしている。

 発表によると、感染した4人は80〜90歳代の男女で、死亡したのは、80歳代の男性2人と90歳代の女性1人。
CRE感染と肺炎との因果関係は分かっていない。
90歳代の男性1人は治療中で快方に向かっているという。
病院は、ほかの入院患者の検査を進めている。

 CREは、肺炎や尿路感染症などの原因となる場合が多く、高齢者は重症化しやすい。

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