http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170815/k10011100941000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_009

北日本の太平洋側や関東では先月下旬ごろからぐずついた天気が多く、日照時間は仙台市で平年の11%、東京の都心でも平年の半分以下にとどまるなど少ない状態が続いています。気象庁は農作物の管理などに十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、太平洋高気圧の日本付近への張り出しが弱く湿った空気が流れ込んでいるため、北日本の太平洋側では今月初めから、関東では先月下旬から、曇りや雨のぐずついた天気の日が多くなり日照時間が少ない状態が続いています。

北日本の太平洋側では今月5日から14日までの日照時間が仙台市で平年のわずか11%、北海道の網走市や函館市で平年の27%、福島市で30%などと大幅に少なくなっています。

関東でも先月26日から14日までの日照時間が宇都宮市で平年の29%、東京の都心で42%、さいたま市で44%、千葉市で47%など半分以下となっています。東京の都心では今月に入ってから毎日雨が降って、8月に15日連続で雨が降ったのは40年前の昭和52年以来です。

また気温も低く、14日までの5日間の平均気温は仙台市で平年より3度、東京の都心や宇都宮市で2度ほど低くなっています。

気象庁によりますと、北日本の太平洋側と関東ではこの先1週間程度も曇りや雨の降る日が多く、日照時間が少ない状態が続き、北日本では平年に比べてかなり気温が低くなるところもある見込みです。気象庁は農作物の管理などに十分注意するよう呼びかけています。

8月15日 20時00分