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[ロンドン 15日 ロイター] - 英政府は15日、2019年3月の欧州連合(EU)離脱後に暫定的な関税同盟を結ぶことを提案した。関税同盟は「時限的」な措置とするが、その間、EU以外の各国とも「大胆な新しい通商関係の交渉」を目指すとしている。

英政府によると、企業は税関検査の導入で取引に遅れが生じる事態を懸念しており、暫定的な関税同盟は、企業の不透明感を払しょくに寄与するという。

企業側は政府の提案を歓迎しているが、英産業連盟(CBI)は「時間は迫っている。今重要なのは投資を続ける自信を企業にできるだけ早く与えることだ」と訴えた。

EUは英政府の提案を慎重に検討すると表明。ただ、離脱交渉の進展が条件になるとしている。

2017年 8月 15日 6:57 PM JST