きょう16日(水)も、西日本や東日本では大気の状態が不安定になる見通し。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所もあるため、土砂災害に警戒が必要だ。

 きょう未明から明け方にかけて、九州北部を中心に活発な雨雲がかかり、福岡県福岡市小呂島では1時間に85.5ミリの猛烈な雨を観測。気象庁は「小呂島では50年に一度の記録的な大雨となっている」と発表した。
 このあとも西日本や東日本には暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になる。局地的に雷を伴い、非常に激しい雨が降りそうだ。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害に警戒が必要となる。また、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも注意したい。

不安定な天気続く 関東や東北は9〜10月並みの気温

■関東や東北は9〜10月並み 東海から西は真夏日に
 関東や東北の太平洋側には冷たく湿った空気が流れ込み、きょうも気温の上昇は鈍い見込み。最高気温は、東京で24℃と9月下旬並み、仙台は21℃で10月上旬並みの予想となっている。一方、西日本では気温が上がり、30℃以上の真夏日となる所が多い。きのうより3〜4℃高くなる所もあるため、熱中症対策を心がけたい。

(気象予報士・石上沙織)
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